ANA A380チャーター便への搭乗~フライトの様子~

2020ANAチャーターフライト

ANAのA380を稼働させるためのチャーター便に当選したので、搭乗しました。

前回まではこちら。

ANA A380チャーター便への搭乗~搭乗までと記念品~
ANAのA380を稼働させるためのチャーター便に当選したので、搭乗しました。成田までの移動と空港の様子はこちら。いざ、チェックイン!!第1ターミナル1階到着エリアチェックインするために、1階の到着フ...

座席の様子

今回はビジネスクラス席に座ることができるので、機内の階段を利用して2階へ行きます。機内の階段は前方と後方の2か所。前方からの搭乗なので、前方の階段を利用。

前方の階段はストレート、後方の階段は螺旋になっている。機内に階段がある飛行機が減ってきている中、貴重な存在。

階段を上がってすぐには、ファーストクラスのバーカウンター!!

次にはビジネスクラスのバーカウンター(兼ギャレー)。

ここからは、FLYING HONUのビジネスクラスの席をご紹介!!

ANAの中長距離用機材のビジネスクラスではスタッガードシート配列の座席が採用されている。スタッガードとは、シートを互い違いに置くことで、どの席からも直接通路に出ることができるようになっている座席配置のこと。この配列は画期的で、隣の人をまたいでトイレに行くという概念をなくしてしまった。個の空間を引き出してくれるので、ビジネス客には重宝する配置。

その反面、カップルや友人との旅行では隣の席であっても距離を感じてしまうことも。そこで、リゾート路線であるハワイ便でしか使用されないFLYING HONUならではの配慮で、変則スタッガードになっている。(写真の前の列を見ると、隣同士の席になっているのに対して、その前は離れているという座席配列)

まずは座席と対面。座席には毛布、スリッパ、ヘッドセットが置いてある。(スリッパはいつもの青色ではなく灰色のもの。ハワイ便専用なのだろうか??)

前との間隔も広い。画面も特大のサイズ。座席下の物入が小さいのが難点。

マガジンラックとリモコン、コンセント類。USBの口が2つあるのは便利。カメラとスマホを同時に充電が可能になる。

座席のコントローラーは4つのボタンの簡素なタイプ。ANAの初期のスタッガードにはあった、ランバーサポートはなし。

サイドテーブルと機内の安全のしおり。ファーストクラスの座席がでかでかと書いてあり、目立ちますね。

テーブルを広げると、こんな感じに。食事などをするには十分なサイズ。ノートPCも十分乗る。

ANAスタッガード座席の寸評

~チャーター便と関係ないので、興味なければ読み飛ばしてください。~

ANAのビジネスクラスの座席には現在4種類ある

  • THE Room(長距離向け) B773 ☆最新☆
  • ANA BUSINESS STAGGERED(長距離向け) B773、B787、A380
  • ANA BUSINESS CRADLE(中距離向け) B787、B767
  • その他(短距離向け) A320、B737

今回の搭乗でスタッガードの3機種、3種類を制覇したので、比較してみたい。(細かいことを言えば、もう少し種類が多いが、3つにまとめさせてもらいます。)

個人的に一番お気に入りはB773のスタッガード(B788のスタッガードとほぼ共通)。やはり、一番最初に出たものなので、一番ハイスペックになっている。そのあとから出たものについては、コストダウンなどにより、設備が寂しくなった面が否めない・・・

B773のスタッガードの見分けのポイントはサイドテーブルがブルーで、テーブルが前面から引き出せること。この2点でもって、このシリーズが気に入っている。前面から出るテーブルは広くて使いやすい。残念なのは、時間の経過とともに座席の劣化が見えること。でも、最新のThe Roomにいずれはスペックアップするので、今は我慢としよう。

対して、同じB787でも後発のB789、B781のスタッガードでは、テーブルが横からになり、サイズも小さくなった。機内エンターテイメントは新しくなって、こちらの方が好みだが、座席の設備面では、貧相に。無理やり詰め込んでいるので通路も狭い。前の座席下の荷物置きが小さくなって、離陸前に荷物を上の棚に収納しないといけなくなったのもマイナスポイント。

A380のスタッガードはそんなB789とB781のスタッガードを引き継いでいるものの機材が新しいこともあり、新鮮味がある。機内エンターテイメントのリモコンも簡素になってほぼタッチパネルの操作になったのは画面が少し遠いビジネスクラスでは少し不便。機内エンターテイメントが従来のパナソニックアビオニクスからゾディアックに変わったのが影響しているみたい。

離陸までに

搭乗して、最初に消毒用のアルコールシートを配布してくれました。事前に消毒はしてくれているのでしょうけど、乗客の安心のためには、自分でもどうぞと配ってくれるみたいです。注意点としては、座席のアームレストを強くこすると色落ちするとか。。。

一応タッチパネルの画面とか拭き拭き。終わったら、ビニール袋に入れると回収してくれる。

14時前には搭乗が完了し、安全の案内動画が開始。ハワイ便では専用の安全の案内動画が放送されるので、見るのは今回が初めて。中には、動画の撮影している人もいました!!

続いて、ANAの代表取締役社長の平子さんからANA Care Promiseというコロナ感染対策に関する取り組みの紹介VTRが放送される。

いざ離陸

そして飛行機は滑走路へ。外は若干の雨模様。窓側の席ではなかったので、外の景色の撮影はあきらめていたので、機内にいる間は雨でも我慢できる。

順番待ちは一切なく、14時16分に離陸!! A380にしては荷物も何もないので軽かったのか、滑走距離は今までのA380の搭乗時より何となく短く感じた。(気のせいかも)

離陸後14時30分には機長からの挨拶。A380の説明をいろいろとしてくれました。担当してくれたのは1号機カイ君をフランス・ツゥールーズからのデリバリーフライトを担当された機長さんでした。

  • 最大離陸重量560トン
  • 時速250キロで離陸
  • 上空では時速900キロまで加速
  • 今回は34,000フィートまで上昇

そして、アロハポーズの説明も。シャカちゃんグッズの中にも説明がありましたが、親指と小指を立てるポーズでハワイでは挨拶をするのだとか。

上昇中、空港が見えるからどこだろうと思ったら、成田だった。

フライトサービス

この後、飲み物の提供。ここではハワイ便限定提供のパイナップルジュースを選択。ハワイ行ってみたいなぁ~~~。

客室乗務員からのサービスはこのドリンク提供だけ。機内食も何もないので、客室乗務員の立場から見ると、楽なフライトだったと思われる。(いつも乗る中部羽田のように離陸して、上空でドリンク出して回収して、すぐ着陸するフライトよりは断然ゆとりがある。)

今回のフライトではIFE(Inflight Entertainment)は一部のみ使用可でした。国内線向けのコンテンツですね。

しかし、ハワイの紹介動画などが流れ、実際にIFEを使用することができたのは座席についてからの時間で考えると半分の60分程度だったでしょうか。

機内wifiの提供のあったのでつなげてみました。ただ、まだ技術的には大量の回線をつなげられるほど余裕はないようで、A380の全員がアクセスできるほどではなかったようです。途中でアクセスポイントが足りませんと表示されて諦め~~

国際線の機内wifiが有料なのはアクセス数を制限するためともいわれています。技術が追い付いたら、全員が無料で利用できる日が来るかもしれない。

最初のうちに繋がった時に、コックピットの360度画像があるとのことなので、アクセスしてみた。携帯の傾きを感知して画像が動いてくれる。液晶画面が多くて、新しい感じですね。

15時10分からチャーター便の企画担当のANAセールスより、抽選会の開催。機内では競泳の瀬戸大也選手からのメッセージが流れ、瀬戸大也選手のサイン入りA380のモデルプレーンが5名様に!!

ここまで狭き門の抽選を潜り抜けた人の中のさらに5名って、かなりの強運の持ち主!! 抽選は多分搭乗券の半分をANAセールスの社長が引くという形で開催されたのだと思います。残念ながら外れましたが、少しだけ期待してしまいました・・・ たまたまだったのでしょうが、ファーストクラスから1名、ビジネスクラスから1名、プレミアムエコノミーから1名、エコノミーから2名でした。

抽選も終わると、シートベルトサインも点灯し、短い遊覧飛行も終盤。着陸を残すのみ。

飛行機は徐々に高度を下げ、15時42分に成田に着陸。

遊覧飛行終わってしまった。。。この座席なら快適なので、ハワイまで行くとなっても文句なしですね!! 行きたいなぁ~~~


次回は、降機後の写真撮影と帰路につくまでです。

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