2020年度チャーターフライトと初日の出フライトのまとめ(2021年3月更新)

旅行の計画

国際線の運航ができない中、航空会社各社が遊覧飛行をするチャーターフライトに力を入れ始めた。

そこで、各社のチャーターフライトの様子をまとめてみました\(^o^)/ 特に毎年運航される初日の出フライトは日本特有の文化であり、過去のプレスリリースから開催の変遷を探ってみました。

ANA

ANAのチャーターフライトはA380を利用したものがほとんど。A380は日本の航空会社の中で唯一ANAが導入しており、ハワイ便専用で座席数も多いということもあり、飛行機を飛ばせる場面がチャーターフライト以外には現状ない。

飛行機は3か月間飛ばないと再度飛ばすときに必要な整備項目が増えてしまうということもあり、定期的に飛ばしておきたいという航空会社側の思惑もある。

ANAでは飛ばさなくなったA380を人を乗せずに6月に飛ばしたところ、乗りたいという声があり、8月にチャーターフライトとして乗客を乗せて運航することになった。第1回が抽選倍率150倍(第2回は110倍)になったということもあり、その後、立て続けにA380を利用したチャーターフライトを実施している。

2020年度のチャーターフライト

運航予定も含めた、2020年11月22日現在の計画は以下である。

フライトのお楽しみの一つである特別なフライトの特別な記念品。A380のフライトはハワイ感を演出することが一つのテーマになっており、記念品についてもハワイ関係のものが多い。

※マークのあるものはWeb上には記載はなかったものの、実際には配布されていたもの。こちらで第2弾の記念品を紹介しています\(^o^)/

初日の出フライトについてはハワイ関連の記念品は控えめの様子。深夜早朝のフライトということもあり、従業員への割増手当も必要であることを考えると、金額に対してもらえる記念品が少ないことは仕方がない。

ツアー代金

ANAセールスの実施するツアーとして販売されている。そのツアーの代金を比べてみる。(単位は千円)

※5回目は地方空港から羽田までに飛行機代とホテル第1泊分を含み、Go To トラベルで割引をした後の金額。最安であった、伊丹空港発着、2名1室の料金で比較。

これを見ると、結構値上がっていることがわかる。ANAもチャーターフライトで少しでも売り上げをあげておきたいという思惑があるのだろう。昨今の経営状態を見ると、その様子がうかがい知れる。最初の2回は飛ばすついでに乗客を乗せるというスタンスの金額設定だったのが、第3回以降は楽しんでもらうためのフライトという感じに変化しているため、フライトそのものに対する付加価値を上げてきている。

A380が通常運航に戻り、ハワイ線専属になると、運用の都合上初日の出フライトを運航することはできなくなるかもしれない。そのことを考えると、最初で最後かもしれないA380での初日の出フライトが高いのも納得ができる。

プレスリリースのまとめ

エアバスA380型機「ANA FLYING HONU」チャーターフライト|プレスリリース|ANAグループ企業情報
大好評につき「ANA FLYING HONU」チャーターフライト 9月20日に実施決定|プレスリリース|ANAグループ企業情報
大好評!「ANA FLYING HONU」チャーターフライト 11月15日 実施決定!!|プレスリリース|ANAグループ企業情報
大好評!「ANA FLYING HONU」チャーターフライト 12月は新企画2本をお届けします!!|プレスリリース|ANAグループ企業情報
2021年元旦 ANA「初日の出フライト」|プレスリリース|ANAグループ企業情報
大好評!「ANA FLYING HONU」チャーターフライト 3月の春休みに2回実施します!|プレスリリース|ANAグループ企業情報

ANA初日の出フライトの歴史

ANAでは21世紀に入った2001年以降毎年初日の出フライトを羽田空港から運航している。一時期は中部国際空港からも運航していたが、近年は撤退している。来年は初めての成田からの初日の出フライトになる。

リンク空港便名機材空港便名機材
2021PRESS羽田NH2021772成田NH2030388
2020PRESS羽田NH2020788
2019PRESS羽田NH788
2018PRESS羽田NH788中部NH738
2017PRESS羽田NH772中部NH738
2016PRESS羽田NH772中部NH738
2015PRESS羽田NH772/788中部NH738
2014PRESS羽田NH744/772中部NH738

プレスリリースで追うことができたのは2014年まででした。2014年には退役間近のB747-400を使用した初日の出フライトが企画されていたのですね。

JAL

JALではANAのチャーターフライトが好評であることを見てからか、コンセプトのあるチャーターフライトを出している。ANAはA380という機体そのものに付加価値があるため、運航するというだけで人が集まるが、JALの場合は、何らかのコンセプトを与えることで付加価値を出しているのかもしれない。

JALの大きな特徴としては中部発着を提供していることだ。JALでは2014年以来、毎年中部発着の初日の出フライトを提供しており、遊覧飛行に対して需要があると判断したのかもしれない。(対照的に大阪では初日の出フライトも小型機しかなく、あまり人気がないのかもしれない。)

10回目の「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~台湾~」は緊急事態宣言の発令により、中止になりました。

ツアー代金

それぞれのチャーターフライトでのツアー代金を並べると下記になる。(国内線機材のクラスJはプレミアムエコノミーに含めています。)

中部発着は単通路機なので、属性の区分が異なります。(国内線機材のクラスJはビジネスクラスに含めています。)

中部発の初回となった第3弾の抽選倍率は10倍といわれているので、ANAの380ほどではないものの、中部地区にもチャーターフライトに乗って飛行機の旅を楽しみたい人たちがたくさんいることを意味していますね。

JALでは国際線機材を利用したチャーターフライトの場合、飛行機が機内wifiに対応していても、国際線の規格に準じて有料で提供される。ANAでは無料のwifiクーポンを配ることがあるのに対して、対照的な対応。そしてマイルも積算されない

特設サイトのまとめ

各チャーターフライトの特設ページへのリンクはこちら。

JAL初日の出フライトの歴史

JALの初日の出フライトは21世紀の始まりの2001年から始まり、2010年以降は毎年羽田と成田から運航している。羽田からは国内線機材、成田からは国際線機材を使用している。2014年以降は関空と中部からもJALパック以外の旅行会社を通じて販売している。

ここにJALの過去のプレスリリースをまとめてみた。

リンク空港便名機材空港便名機材空港便名機材JALパック以外
2021PRESS羽田JL2111763成田JL3001788中部NU2021738関空(E170)
2020PRESS羽田JL2011763成田JL0211788関空(E170)、中部(B738)
2019PRESS羽田JL1911763成田JL3111789関空(E170)、中部(B738)
2018PRESS羽田JL1811763成田JL3011789関空(E190)、中部(B734)、那覇(B734)
2017PRESS羽田JL1711772成田JL2911789関空(E170)、中部(B734)、那覇(B734)
2016PRESS羽田JL1611772成田JL2811773成田(788)、関空(E170)、中部(B734)
2015PRESS羽田JL1511763成田JL2015763成田(738)、関空(E170)、中部(B734)
2014PRESS羽田JL763成田JL763関空(E170)、中部(B734)
2013PRESS羽田JL738成田JL763
2012PRESS羽田JL738成田JL763
2011PRESS羽田JL738成田JL763
2010PRESS羽田JL763成田JL763関空JL763
2009PRESS成田JL763
2003PRESS羽田767関空DC10
2002PRESS羽田767関空DC10
2001PRESS羽田767

プレスリリースで追うことができたのは2009年まででした。それ以前はJALパック以外での販売はあった可能性がある。(実際に偶然残っていた2003年のプレスリリースはKNT販売の企画である。)

今年の初日の出フライトはJALパックが中部発着のフライトを直接販売することが大きな特徴になる。中部発着の初日の出フライトは2014年以来運航されてきているが、毎回JTBを通じた販売となっていた。今回は収益が見込めると判断したのか?、JTBがチャーターする体力がなくなったのか?、JALパックが販売することになった。

ここ数年は、関空発着は名鉄観光主催でJ-AIRのE170、中部発着はJTB主催でJTAのB738(ジンベイジェット)で運航されるのが常態化していた。

スターフライヤー

スターフライヤーのチャーターフライトはStarlight Flightと銘打ち、MEGASTAR CLASSを6台使用して機内に満天の星空を映し出す。

注意点としては、プラネタリウム上映中の約30分間はお手洗いなど席お立つことができない。また、ドリンクサービスなどはないため、飲み物は事前に用意しておいた方がいいかもしれない。機内が真っ暗になってしまうのでそのまま眠りに落ちてしまうかもしれない。。。

日帰りのコースでもGo To トラベルの対象となり、割引を受けられ、地域共通クーポンも受け取れる。また、スターフライヤーの羽田⇔北九州路線と合わせて1泊付きのコースもある。

1列単位での販売になるため、最大で39組までの募集となる。一人でも3席分を支払う必要が生じるため、複数人のほうがお得かもしれない。

オプショナルツアーとして、フライトの追加して、本物のフライトシミュレーターで操縦体験もできるのも魅力の一つ。抽選で6名~8名しか参加できない上に、追加で30,000円必要になるが、事前アンケートにて空港や天候、時間帯などの希望を伝えることができるので、思い出に残る体験ができるに違いない。隣に、現役のパイロットが教官役として同乗してくれるので、初めてでも十分に楽しめる。

特設サイトのまとめ

Starlight Flight プラネタリウム上映遊覧フライト
大平技研が開発したプラネタリウム「MEGASTAR CLASS」を6台使用し、機内に満天の星空を作り出します。開発者の大平貴之氏による星空解説も!銀河系の住人であることを思い出させてくれる、特別チャーターフライトです。
Starlight Flight produced by MEGASTAR | キャンペーン | スターフライヤー
スターフライヤーのStarlight Flight 2020年12月分をご案内。スターフライヤー(SFJ)は全便・全席レザーシート&座席が広く電源付!キャンペーンやマイレージのご案内などプレミアムでリーズナブルな空の旅をお届けします。
Starlight Flight produced by MEGASTAR | 就航15周年特設サイト | スターフライヤー
スターフライヤーのStarlight Flight 就航15周年企画をご案内。スターフライヤー(SFJ)は全便・全席レザーシート&座席が広く、全席モニターと電源付!キャンペーンやマイレージのご案内などプレミアムでリーズナブルな空の旅をお届けします。

スターフライヤーの初日の出フライトの歴史

スターフライヤーの初日の出フライトは無料で招待制(正確には抽選)というのが大きな特徴だ。1機当たり35組限定で、挑戦・実現したいことを添えて応募する。

今のところ2021年は開催のプレスリリースがない。コロナの中で経営の苦しい状態なので、無料招待で実施されてきているため、今年は中止なのかもしれない。
→2021年は実施されませんでした。

リンク空港機材空港機材
2021
2020PRESS北九州320羽田320
2019PRESS北九州320
2018PRESS北九州320
2017PRESS北九州320羽田320
2016PRESS北九州320
2015PRESS北九州320

その他のエアライン

SPRING JAPAN

日本の国内線LCC3社の中で最も規模が小さい、SPRING JAPAN。SPRING JAPANは、LCCというだけあって、一人15,000円で搭乗できるという破格のお値段設定。でも、よく見てみると、窓側で初日の出を拝みたいと思うと+40,000円かかってくるので、大手とあまり差がなくなってくる。

2021年 新春 SPRING 初日の出フライト|SPRING JAPAN
2021年 新春 SPRING 初日の出フライト、富士山と初日の出の絶景を雲の上で眺める特別な空の旅

因みに、初運航となった昨年と比べると、5,000円値上がっている。コロナによる経営の悪化の影響ということにしておこう。

2020年 新春 NEW SPRING 初日の出フライト|SPRING JAPAN
2020年 新春 NEW SPRING 初日の出フライト、富士山と初日の出の絶景を雲の上で眺める特別な空の旅

フジドリームエアラインズ

フジドリームエアラインズは名古屋(小牧)空港や、神戸空港などから遊覧飛行を運行している。こちらは先着順の申し込みであるため、抽選とは異なり、予約をするのが難しい。

フジドリームエアラインズはもともとチャーターフライトに力を入れており、機内で結婚式などを執り行ったりもしている。

FDAチャーターサイト

まとめ

こうやって見ると、初日の出フライトは歴史のあるチャーターフライトとして、長年運航されてきている歴史がある。そこへ、新たにチャーターフライトとして、様々なテーマを持った遊覧飛行が追加されてきているという印象だ。

羽田や成田が中心だが、中部や北九州など、首都圏以外の発着地のフライトもあり、航空会社側の収益チャンスとして、見出しており、搭乗のチャンスはこれから広がっていくかもしれない。

今後も面白いチャーター企画があれば搭乗してみたいものですね。

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