Go To トラベル事業を利用した旅行の計画

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始まったGo To トラベル

7/22以降の旅行ではGo To トラベルが適用されることになった。新型コロナの感染状況が落ち着いたときに実施としていたが、全国的に感染者が増えている状況はどう考えても状況は落ち着いてきているとは言えない・・・

落ち込んだ旅行業を喚起して活気を取り戻そうという作戦ではあるが、現状は無理をしながらの船出になった。旅行業界はぎりぎりの状態で会社が倒産しないでいるところが多いので、政策はありがたいが、再び感染を拡大させてしまいかねないこのタイミングは正解とは言えない気もする。

Go To トラベル事業の概要

Go To トラベル事業関連情報 | 観光庁
2008年(平成20年)10月1日に発足した観光庁の公式ウェブサイトです。観光庁の紹介や観光立国実現のための施策などを紹介しています。

Go To トラベル事業のメインの柱は旅行代金の補助。旅行代金の50%を国が補助しようという作戦だ。

50%をそのまま補助としても、観光業と周辺産業への需要の喚起にはまだ不足することから、補助の金額を7割現金補助、3割を地域限定クーポンにするということになる。地域限定クーポンを利用することで周辺産業へも波及させようという狙いだ。

対象となる旅行

対象となる旅行の形態は2つ。一つは宿泊のあるツアー、もう一つは日帰りツアー。

宿泊ツアーの場合、予約形態により補助される金額のベースが異なる。移動手段とホテルがセットになったパッケージツアー(いわゆる募集型企画旅行)の場合は、1泊当たりツアー代金の50%、上限2万円までが補助になる。

これに対して、飛行機やホテルを個別に予約する個人旅行(いわゆる手配旅行)の場合は、宿泊費だけが補助の対象になり、1泊当たり宿泊費の50%、上限2万円までの補助になる。

日帰りツアーの場合は、移動手段と現地でのアクティビティがセットの場合補助の対象になり、ツアーの50%、上限2万円である。

まとまると次の表になる。

ちなみに、補助は税込みの金額に対してなので、総額表示であることがほとんどの旅行業界においてはわかりやすくてありがたい。

開始時期

開始時期は迷走したが、結局7/22開始となった。当初は9月開始を予定していたが、夏休みシーズンの集客を望む業界などもあり早めることになった。

しかし急遽早めたため、補助のうち3割を占める地域限定クーポンは追従できていない。このため、7/22から8/31までは宿泊分の補助のみとなる。

また、東京での感染拡大もあり、東京発着の旅行は当面の間除外ということになった。感染が拡大してしまっては、安心して旅行ができず、Go To トラベル事業も意味をなさなく成るため、当然の措置ではあるが、いっそのこと、延期でもよかったとも考えられる。

国土交通省は3密を避け、需要の平準化のために、旅行のタイミングをずらすように呼び掛けている。感染拡大のことを考えれば、取れるのであれば、年休を閑散期のタイミングにとってゆっくりするのがいいだろう。観光地に人が多いと例年以上にストレスになりかねない。

割引予約が開始になるタイミングよりも前に予約した人は申請すれば還付してもらうことが可能だ。予約をした旅行会社に方法を問い合わせるといい。注意したいのは、申請しない限り還付は受けられないこと。

地域限定クーポン

地域限定クーポン(正しくは地域共通クーポン)は9/1からの開始になるが、利用について制限が色々とある。

まずは、クーポンは1,000円単位なので、端数はもらえないし、利用時にお釣りも来ない。お土産を購入するときは電卓が必要になりそうだ。

利用できるのは旅行期間中に、現地の都道府県或いはその隣接の都道府県のみ。さすがに全国どこでも使えたら、地元で消費したりすることも発生してしまうので、意味がなくなってしまう。

また、クーポンは紙媒体だけでなく、電子媒体でも提供される見込みだ。キャッシュレスに近い感覚で利用できるかもしれない。接触を避けるという点でも助かりそうだ。

利用シーンはお土産店、観光施設、飲食店がメインになるだろう。この他にも現地での交通機関や、様々なアクティビティでも利用できるようになる見込みだ。

現在事業者向けの説明会を国土交通省が実施しているところだ。参画事業者がどこまで現れるか不明だが、少なくとも空港の売店は参加するだろう。そう考えると、最低でも空港でお土産買うことはできるのではないかと想定。最後の使い切りもできる可能性が高い。

いざ予約!!

いつもは飛行機、ホテル、ツアーと別々に予約することが多いのだが、今回ばかりはツアーで予約してお得に旅行してみたい。

ANAの旅作やJALのダイナミックパッケージを利用すれば、自分の好きなフライト、ホテルの組み合わせで、パッケージツアーにすることができるので、料金全体が補助の対象となる。個人旅行のようにパッケージツアーを考えるにはちょうどいい。

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