【初めに】マイレージとは何か

ANA

飛行機に乗るとマイレージが貯まるよ、とよく言われたりするが、一体マイレージって何なのか。基本から押さえていきたいと思います\(^o^)/

マイレージはポイントカードであり、ポイントカードとは違う

マイレージは日常でよく使う、Tポイントカードや、Pontaカード、楽天スーパーポイントとかのポイントと同じ普通のポイント。貯まる単位が「マイル」という名前。

普通のポイントカードと違うのは、乗らないと貯まらないこと。Tポイントのように支払えばポイントがもらえるわけではなく、本人が実際に飛行機に乗ることが必須。なので、他人の分のマイレージを貰ったり、合算したりということはできません。

正確には合算はできなくはないが、条件があるということです。例えば、条件を満たした家族だと合算できるという仕組みはありますが、あくまでもマイレージが個人に付与されることは変わりません。

ここが、マイレージを貯める大きなハードルになっています。このハードルを乗り越えるにはいくつかの方法があるので、それは、おいおい解説していきます。

マイレージの流れ

マイレージの基本的な流れは以下の通り。

有償で飛行機に乗る → マイレージが貯まる → 貯まったマイレージで飛行機に乗る

基本的には飛行機に乗って、次回飛行機にタダで載せてもらうことで割引をしてもらうというシステム。ポイント貯めて、次回のお買い物で割引と似ていますね。

ここは難しくないですね。(^^♪

マイレージは乗った距離に対して貯まる

普通のポイントカードだと、支払った金額に応じてポイントが貯まるのだが(例えば、200円につき1ポイントとか)、マイレージは違う。

まずは、乗ったら貯まることは説明したが、1回乗ったらいくつという仕組みではない。乗った距離に対して、マイレージが貰える。「マイル」はアメリカで使われている距離の単位で、約1.6kmのこと。これを基準にマイレージが決められている。すなわち、より遠くへ飛んだほうが、マイレージが貯まるという仕組み。

じゃあ、アメリカやヨーロッパに沢山行けば沢山貯まるのかというと、もう一つポイントがある。それは、高い運賃ほど、多く貯まるということ。

アメリカまで往復40万円のビジネスクラスの座席を予約した人と、往復10万円のエコノミーの座席を予約した人が同じマイレージだと不公平ですよね? なので、運賃種別でグルーピングして、それを距離に掛け算しています。

さらには、お得意様にはボーナスのマイレージをあげています。楽天で利用金額に応じて、会員ランクが上がるとボーナスがもらえるのと同じですね。

結局まとめると、

距離 × 運賃種別 + お得意様ボーナス

この公式でマイレージが貯まります。

一部の航空会社では支払った金額によりマイレージが決まる金額制ところや、国内線は一律〇〇マイルという制度をとるところもあります。まだ、距離別が主流ですが、マイレージ発祥のアメリカでは、大手3社は金額制に移行しました。

貯まったマイレージで飛行機にタダ乗り

無事にマイレージが貯まり、飛行機にタダ乗りするぞ!! と思っても、そんな簡単ではない。ここで、大きなハードル2つにぶち当たる。

それが、空席がない!! と マイレージが足りない!! である。

空席がない

有償で検索すれば空席が沢山あるのに、マイレージで検索するとゼロ。そんなことは日常茶飯事。当然ながら、航空会社だって、マイレージでタダ乗りする人は一定数に制限かけたいもの。本来ならお金を取って乗れる人の席に無料で人を乗せることはやりたく無いですからね。

マイレージで検索して空席が出るのは、航空会社がこのままの予約状況で推移すると、満席で飛行機を飛ばせないだろうから、空気を運ぶよりはタダで人乗せようと判断した時だけ。すなわち、旅行シーズンの空席はほとんど取れません。しかも、家族4人とかになると、さらに無理。。。

でも、こういう繁忙期でも席をゲットする技はあります。それはマイレージ予約編で説明します。

マイレージの偉大さは、この「空席」にあると思っています。というのも、航空会社から見ると、空気を運ぶよりも顧客の貯まったマイレージで席を埋めたほうが、顧客のロイヤリティが上がるという戦略。搭乗者から見ると、無償で飛行機に乗れるのなら、特定の航空会社を贔屓にするということになる。飛行機の空席と搭乗者の乗りたいという希望のマッチングなのである。

マイレージが足りない

実はマイレージが足りないというのが、マイレージで飛行機に乗りたいと思った時の最大の悩み。出張族のようにマイレージががっぽり貯まる人はいいが、年に1回旅行するような人だと、ほぼ絶望的

航空会社によるが、マイレージには有効期限があるので、有効期限までに「使える」マイレージ数まで引き上げないといけない。そこに加えて空席がないとなると、もう諦め。

実際の例をANAで考えてみる。例えば、毎年ハワイに一番安い運賃で行くとすると、1回で貯まるマイレージは約2,300マイル。有効期限は3年なので、3回分として貯まるのは約6,900マイル。これで、東京大阪を片道乗れるだけだ。帰りは別に飛行機か新幹線が必要になる。何もないよりはいいが、使いにくいと感じる人も多いだろう。

マイレージの最大の魅力は

マイレージの最大の魅力はその高い還元率だ。先ほどの、ハワイの例で考えてみよう。

ハワイまでの航空券が仮に3回で30万円、東京大阪の飛行機代が1万円だとすると、還元率は3%。3%も還元されるのであれば、ポイントカードとしては、かなり優秀なのではないでしょうか。

1マイル1円と考えても還元率が高いです。例えば、過去に自分の旅行で、ヨーロッパ往復10.5万円の航空券で1.3万マイルついたことがありました。これだと単純に還元率10%超えです。

これを仮に12往復すると約15万マイル貯まり、アメリカまでファーストクラスに乗れます。ファーストクラスは割引がなく、ANAでは約200万円で販売されています。即ち、126万円の航空券の支払いで、200万円の航空券が手に入るという還元率驚異の150%超えです(^^♪ (実際には空席の壁に阻まれる可能性がありますが(-_-;) )

マイレージの魅力は飛行機に特典航空券で乗れること!!!

まとめ

マイレージはお得であることは間違いないですが、ポイントは旅行が好きであること。旅行に興味がなければ、マイレージは貯めても飛行機に乗らないとなると、使い道が限られるので、マイレージ貯めることよりも、他のポイントを貯めた方がいいかもしれないですね。

格安航空会社ではマイレージは貯まりません。旅行が好きでも、費用重視だと、これもマイレージは貯まりませんね。マイレージ貯めるために、余計な出費をするような感じになっては何がお得かわからなくなり、本末転倒なところもあるかもしれないので、そこは天秤にかけて判断したほうがいいですね。

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