航空券の予約と発券

旅行の豆知識

航空券の予約の方法

航空券は金額の大きな買い物。だからこそ、きちんと予約が取れているのか不安になるもの。その航空券の予約の確認方法を見てみる。

飛行機の予約は主に3つのパターンから予約できる。

  • 航空会社のホームページなどから直接
  • 旅行会社からの申し込み
  • ツアーの一部として

どの方法であっても、予約と発券ができているのかの確認方法は同じ。

航空券の予約と発券

航空券を手配するとき、予約と発券という2段階がある。一般に「予約」といったときは「発券」したときのこともさすことが多く、混乱してしまうことがある。

予約

航空券の予約は、飛行機の座席の仮押さえであり、正式に支払いを済ませなくても確保できる。しかし、この場合、あくまでも仮なので、正式な支払いまでの間に金額が変化したりすることもある。仮押さえなので、お金を支払う必要はないので便利である反面、このままでは飛行機には乗れない。予約だけでは飛行機に乗れません。

発券

そこで、正式に支払いをすると、航空券が発券される。発券されれば、席は確保され、飛行機に乗ることが保証される。もともと紙の航空券のころは「発券」で文字通り、紙の券が発行されて手元に届いたが、今では電子記録なので、あまり発券されている感じはしないが、やっていることは同じ。発券されて、初めて飛行機に乗れます。

そうなると、予約だけして置き、発券は旅行に行くことが決まってからとやりたくなるのだが、残念ながらそれはできないことがほとんど。というのも、ほとんどの航空会社では、予約と発券は同時に行うと決まっているため。

正確に言えば、発券は予約から3日以内などという規定されているが、Webからの場合は、手数料を取らない代わりに予約と発券が同時となっている。電話や旅行会社を通じた予約だと、規定通り、発券まで待ってくれるが手数料が発生する。Webからでも手数料を払えば金額据え置きをしてくれるサービスを提供する航空会社もある。

JALでは、JALマイレージバンク会員がログイン状態で、日本発の自身の予約をする場合に限り、発券を無料で待ってくれるサービスがある。とりあえず予約だけして、日程の調整をして、発券ということができる。待てる日数は運賃の規約によるが、概ね、5日程度。

予約の注意

航空券は名前に不備があったりすると乗れなくなってしまうため、予約と発券は慎重にやる必要があるので、緊張感がある。間違えると、いったん航空券をキャンセル規定に基づいたキャンセル料を支払って、予約を取り直すということになる。(航空会社によっては手数料を払えば、変更させてくれるところもある。) 特に同行する友人の分には万全を期して実施。

よくある間違えは姓と名を逆に入力してしまうパターン。航空会社によっては、しれっとカウンターで直してくれたり、そのまま搭乗できたりすることもあるが、乗れなかったという事例もあるので、注意したい。

なお、このサイトでは、「予約」と書いてある場合は「発券まで済んだ予約」という意味で話を進めます。(「発券」と書いてもなかなかなじみがないと思うので。)発券していないただの「予約」の場合は、なるべくそのことがわかるような文章にします。

旅行会社での予約

旅行会社での予約には、電話、店舗とWebの3パターンでの予約があるが、どれであっても同じ。というのも、使うのは旅行会社向けのGDSで、それが航空会社のシステムと連携しているため、そこで完結する。

旅行会社での予約のメリットは飛行機・ホテル・アクティビティを一つのサイト/会社で完結させられることにある。いちいちそれぞれのサイト/会社に確認する手間がなくなる。

ツアーの場合の発券タイミング

概ね旅行会社のパッケージツアーを利用する場合の、発券のタイミングは概ね出発の1か月前である。というのも、旅行申込み時の規約に出発の30日前(ピーク時は40日前)までは取り消し手数料なしで取り消すことが可能となっているためだ。それ以前に旅行会社が発券してしまうと、旅行会社が航空会社への取り消し手数料を負担しないといけないことになってしまうことを避けたい思惑がある。

だからといって、席が確保できていないわけではない。旅行会社は航空会社から一括で席を確保していたり、席だけ抑えて、発券するのは1か月前ということにしている。

出発の30日前になったら旅行会社からeチケット控えが入手可能になると思うので、そのタイミングで、13桁の航空券番号や6桁の予約番号を確認すると、航空会社のホームページでも予約を見ることができるようになる。

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