航空券の検索といえば、このサイト
航空券を調べるとき、いろんなサイトがあってどこがいいのかわからないとなった時に、ここで確認すれば、十分に比較できるというサイトをピックアップしました。
今回紹介する5つのサイトは用途に応じて、使い分ければOK。
Skyscanner・・・基本はここで十分というぐらい充実
TripAdvisor・・・検索条件が厳しいときにはこちらのフィルター機能のほうが充実
Google Flights・・・行先が決まっていない時に地図を見て考えたいときに便利
ITA Software・・・大手航空会社の運賃を確認したいときに便利(ややマニア向け)
BCD Travel・・・航空券の空席を確認したいときに便利(マニア向け)
ここで、航空券の値段などを確認して、これだ!!という航空券を決めたら、あとは予約!! 航空券の予約のおすすめのサイトはまた別の記事に。
Skyscanner
今や、航空券検索の分野では知らない人はいないくらい有名になったサイト。2003年に創業したイギリスの航空券検索のから始まり、2010年代前半に日本にも進出。
初めて知ったのは、2012年頃だろうか? このときには、まだオープンジョーの航空券の予約ができなくて、旅行の展示会の時に担当者に改善をお願いしますと伝えたら、現在開発中との回答があり、その後、オープンジョーの検索もできるようになり、格段に便利になりました。
※オープンジョーは出発地あるいは到着地あるいはその両方が往路と復路で異なる経路のこと。
なんといっても魅力は検索のしやすさと検索フィルター機能の簡素さ、アプリの充実度の高さです。
実はWebよりもアプリでの検索のほうがフィルターが充実していたりして使いやすかったり。でも、時にPC版とアプリで検索結果が異なるときがあるので、注意が必要。
Skyscannerでは検索結果の画面から、自分の利用したい旅行会社あるいは航空会社のホームページへ直接リンクがあるので、それをクリックすれば予約画面へ遷移できるのが魅力。特に航空券は何かあったときのために、航空会社のサイトから直接予約したいことも多いので、検索結果の画面に直接移行できるのは好ポイント。
中には、遷移することなく、直接Skyscannerのサイト内で予約を完結させられる旅行会社や航空会社も。航空会社だと、ANAやキャセイパシフィック航空など、旅行会社だと、Trip.comなどがある。
このサービスはあくまでもSkyscannerが画面を提供しているだけで、中身は直接航空会社などから購入するのと同じなので、便利な機能です。
ホテルやレンタカーの検索もできるので、利用すると便利。ホテルの検索は当初は使っていましたが、今では使わず、もっぱらexpediaに絞っています。これについては、ホテル検索の記事で紹介します。
Skyscannerで何気に便利なのは、検索条件とフィルターがそのままアドレスに反映されるので、お気に入りに入れておくことができること。後述のTripAdvisorでは検索条件はアドレスに反映されるものの、フィルターは反映されないので、毎回毎回フィルターを再設定しないといけない。特に友人と検索結果を共有するときに、フィルターまでアドレスになるのはポイントですね。
TripAdvisor
世界最大級の旅行情報サイト。口コミといえばTripAdvisorというくらい、悩んだら、ここを参考にするというくらい重要なサイト。口コミのサイトなのに、航空券の検索と思うかもしれませんが、実はTripAdvisorは口コミだけでは飽き足らず、メタサーチの分野にも進出して、航空券の検索もできます!!
TripAdvisorの航空券の検索の魅力はフィルター機能の充実度。Skyscannerよりも細かくフィルターすることができ、自分の見つけたいフライトが見つかる。
もう一つTripAdvisorを使うメリットはFlyScoreという航空券の乗り継ぎ時間や航空会社の口コミの評価などから独自に算出される満足度指数。
TripAdvisorでは航空会社の予約サイトへのリンクはなく、あくまでも旅行会社へのリンクのみ。航空会社の価格と旅行会社の価格には差はないものの、同じなら安心感のある航空会社サイトのほうがいい。そう思うと、リンクのないTripAdvisorどうしても敬遠しがち。
Google Flights
あの検索のGoogleが航空券検索にも手を出した。検索の速さはgoogleのよさがあるものの、使い勝手はいまいち。
特徴は往路と復路等の区間別に経路を選択して、初めて航空券の値段がわかること。
Skyscannerなどでは、往路と復路をセットで確認しながら検索結果を見ることができたのが、Googleでは往復を別々で選ぶので、往路を選ばない限り、理想の復路があるのかがわからない。復路を選んでから、往路を変更しようとすると、復路も選び直しになる。
国際線の航空券は基本的に往復がセットで販売されて安い値段になるので、セットで表示されないGoogle Flightsはどこか物足りない。
Google Flightsの魅力は行先が決まっていない時に、どんなところがあるのか見るのに便利。Google Mapとコラボした行先と金額の記載された地図を見ているだけで、どこに行こうか楽しみになってくる。
予算を基準に行先を決められるので、どこか行きたい衝動にかられたときに見るにはいいですね。
Matrix ITA Software
ここからはちょっとマニアックなサイトを紹介。ここは、Google旅行部門子会社が運営するサイト。ここでは主に大手航空会社の正規割引航空券の比較が可能。
うれしいのは、航空会社のホームページで販売されている運賃をベースに表示されること。他にも、前後2日を一括検索してくれるので、日程に融通が利くときには、日程をずらしたときどれくらい安くなるのかがよく分かる。
乗り継ぎ回数についても、最小乗り継ぎ回数から0回/+1回/+2回/無制限を検索に入れるのか選べるのも何気にありがたい。
検索結果の表示もフィルターもさすがにGoogleの技術が入っているためか、便利にできている。
欠点は、予約画面へのリンクがないこと。この金額を見ながら、別のサイトで予約は完結させないといけない。
もう一つ欠点は、大手GDSとリンクさせているので、そこから漏れている格安航空会社は反映されないこと。格安航空会社の航空券を探しているときには使えない。
これらの点を除けば、価格とブッキングクラスという欲しい情報が見え、航空券価格を単純に比較するサイトとしては見やすくて一番いいかも。
BCD Travel
ここのサイトは、基本航空マニアしか見ないようなサイト。あまり聞いたことのない会社のサイトであるが、実はBCD Travelはオランダに本社のあるビジネストラベルの専門会社。旅行会社のサイトなので、信頼できる検索結果が魅力のサイト。
ここではブッキングサイト別の空席情報がわかるので、今表示されている運賃が後空席いくつなのかがわかる。空席の最大表示は9席なので、表示が9でもあと9席とは限らず9席以上という状態。コードシェアなどでは、4席が最大の表示になっていることも。他のサイトで出てきた航空券が、最安のものなのか、あと空席いくつ残っているのかの確認に使える。
空席の表示は最大が9席になっている。これは旅行会社の使うシステムが一桁の数字しか表現できないという古い慣習にのっとっているためである。9席以上の予約をする場合は、2回以上に分けるか、航空会社/旅行会社に相談してみるといい。
ブッキングクラスは安いものから順に記載されているので、今検索して一番下のクラスでなかったときは、もしかしたらどこかに掘り出し物があるかも。
～番外編～ Expert Flyer
有料版ならここが一番。月々約500円の出費で空席情報から機内の空席の状況まで見れる。出張の多い人など、多頻度旅行者には必須のサイト。
このサイトの便利なところは特典航空券の枠も確認できる。さらには座席の状況もブッキングクラス別で知ることもでき、航空会社サイトでは×となって埋まっている席が、本当に埋まっているのか、実際にはブロックされているだけで空席なのかも確認できる。
利用する上での注意点
ここで空席を案内する様々なサイトを紹介したが、最も正確に空席状況をリアルタイムに反映するのは航空会社サイトに変わりない。その他のサイトは航空会社の予約システムの状況を反映しているので、大本が最も正しい。ただ、航空会社サイトは詳細を語ってくれないので、見たいときにはマニアックなサイトを見て、そこから判断するといいという構図だ。
