ちょっと寄り道、首里城へ

2020ツーリズムEXPO

前回はこちら。

首里城火災から1年

今年のツーリズムEXPOジャパンは規模が小さかったため、予定を早めて会場を後にし、首里城に行くことにしました。(会場が普天間基地の近くだったので、見渡せる展望台に行くことも考えましたが、アクセスの悪さから辞めました。)

訪問した10月31日は首里城の火災からちょうど1年にあたる日。平成4年に再建され、昨年の2月にすべての復元が完了したばかりの首里城が原因不明の火災により焼失したという事件。

首里城公園の入り口へはゆいレールの首里駅から徒歩15分歩かないといけない。ツーリズムEXPOでの重たいパンフレットの山を抱えつつの観光で手は痛い。

首里城公園の入り口が首里駅から行くと反対側にあることで余計な距離を感じてしまう。でも、帰りは首里駅に近い側から公園を出ればいいので、結局歩く距離は同じかもしれない。

首里城の火災跡へ

首里城へ行く途中にあったポスターを見ていたら、ちょうど10分後の16時から国王・王妃の出御の催しがあるみたいだったので、重たい荷物をもって、急ぎ足で入場券を買い、内部へ。内部に入る前に守礼門の前で写真。

ギリギリ間に合ったみたいで始まったばかりでした。国王と王妃の衣装をまとった方が舞台のほうへ歩いてきているところでした。

その後、写真撮影のために、舞台を降り、近くまでゆっくりと歩いてきてくれました!! 終始国王役の方は凛々しい表情を、王妃役の方は笑顔を崩さずに演じていられているのが印象的でした。

国王の衣装は記録があり、そこから復元しているようですが、王妃の衣装は記録がなく、国王の衣装に合わせた作られたそうです。

国王・王妃の出御が終わったら、すっ飛ばした展示を見て行きます。火災でなくなった正殿の位置には無残にも階段が残るのみ。

在りし日の頃の様子とともに展示されていました。特徴的な龍頭棟飾も無残な姿に。

琉球赤瓦も平成の再建当時も製陶できる会社が1つしかないとかいう状況で苦労して復元したものであったはず。

平成25年に訪問した時の様子はこちら。

東のアザナからの眺めはこんな感じに。ほとんどの建物がなくなってしまっている

お城というだけあって、高いところにあるので、眺めは良い。那覇市内を一望できる。

ゆいレールは高架を走るので、見つけやすい。車内からも那覇市内の様子がよくわかり、車窓も楽しめる。

首里城公園の散策

折角まだ日没まで時間があるので、首里城公園の隅から隅まで歩き回ってみました。(荷物重かったけど。)

有料エリアにある東のアザナに対して、西のアザナ。

今日は県庁前のエリアから首里城まで、ランタンを持ってのウォーキングのイベントがあるみたいで、完歩記念のボードが用意されていました。一歩も歩いていないが写真撮影。

この他にもランタン夜市もあるようでした。

どちらのイベントも来場者数を絞っていたりして、withコロナの時代のイベントという感じになっていますね。

帰り道は、公園内を歩いていくアップダウンのあるショートカットルートで。そこで、たまたま散策していた地元の人から話を聞いて知ったのは、首里城の石垣の最下段の一部は戦前のものが残っているということ。逆に、一番下以外は沖縄戦の米軍の艦砲射撃により、崩れ落ちてしまい、復元されたものです。古そうな石垣を見ているとかなり凸凹があり、被弾したのではないかと感じるところもある。

沖縄戦で完全に破壊された後、戦後は首里城跡に琉球大学があったようで、すぐには首里城は再建されなかった。その時の建物は基礎を深く作ることができなかったから4階建てくらいまでしか建設できなかったのだとか。他にも、今は県立芸大のグラウンドであるが、もともとは琉球大学のグラウンドであったそうです。

沖縄が日本に返還された後、首里城復元の話が進み、琉球大学が移転した。他にも教会や短大も周辺の敷地にあったそうで、それらも移転していったそうだ。

夜の国際通り

ホテルに荷物を置いてから、夜の国際通りも散策してみた。20時ごろの段階でも人通りもあり、観光地としての活気はあるように感じたが、たぶんコロナ前はもっと混雑していたのだろう。土地柄、アメリカ人の観光客が多いようにも感じた。

国内で生活している外国人の観光客もいるが、やはり今は日本人観光客ばかり。

散策の途中お土産を購入。Go To の地域共通クーポンを利用して、購入してみた。クーポンは1,000円、2,000円、5,000円の単位でしか利用できないが、一度に複数枚利用できるので、最終的に利用したい金額分だけ利用済みにすればよい。

使い方はここに書いてある通りであった。

Go To トラベル事業関連情報 | 観光庁
2008年(平成20年)10月1日に発足した観光庁の公式ウェブサイトです。観光庁の紹介や観光立国実現のための施策などを紹介しています。

注意しないといけないのは、ここに書いてある通り、ブラウザはChromeでないとQRコードのスキャンはうまくいかない。Chromeでない場合は、パスコードの入力をすることになる。

まとめ

いろんな思いの人がいるが、首里城は沖縄を象徴する観光地なだけに、早く再建されるといいですね。失われた文化財は帰ってこないですが、復元できるものは歴史の記憶として、復元して後世にまで伝えられるといいですね。


次回は帰りの飛行機三昧です。

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