ANAのA380に乗れるチャンス!!
世界的に超大型機であるA380のような機体がどんどん退役していく中、ANAはまだ手放す予定はなく、ポストコロナの時代でも積極的に使って行く予定だ。
ANAのA380はハワイ/ホノルル専用で運用されていた。この方針には変わりなく、ハワイに行かない限りANAのA380には乗れないという図式になっている。
そんな中、ANAがA380に乗れるチャーターフライトを企画した。
なぜチャーターフライトを
飛行機は一定期間運航していない場合、再度運航開始する際には整備をしっかり行わないといけないと定められている。
具体的には約90日以上運航がない場合はC整備といわれる5~10日もかかる整備を実施しないといけない。そうなると、運航再開できるとなった時に即時機体を投入することができなくなり、機会損失が発生する。このことを避けるために、定期的に飛行機を空でも数時間だけ飛ばす必要が生じたりする。
今回のANAのA380の場合、すでに6/22と6/23に保有する2機のA380を2時間程度乗客なしで飛ばしている。しかし、どうせ飛ばすのなら、空よりも人を乗せておいたほうが航空会社としては利益も出せる。
しかもA380はハワイ便にしか飛んでいないことに加えて、日本の航空会社で保有しているのはANAだけなので、何かと話題に上がる。
チャーターフライトの概要
今回のチャーターフライトの概要を確認してみると、
- 2020年8月22日(土)
- 11:00~12:30 集合
- 14:00~16:00 フライト(90分程度)
- 便名: NH2030
- 使用機材: A380-800 (FLYING HONU)
チャーターフライトのポイント
今回のチャーターフライトは特典満載だ。
搭乗証明書
この記念すべき(?)フライトに登場した記念に搭乗証明書がもらえる。
記念品の贈呈
記念品ももらえるようだ。
搭乗するクラスによってもらえるものは異なるようで、
- 全員: ANA HAWAiiのバゲージタグ/エコセット
- プレミアムエコノミー: FLYING HONUデザインのエコバック
- ビジネスクラス: 「フレッドシーガルコラボレーションアメニティキット」と「Thermo mug FLYING HONUアンブレラボトル」
- ファーストクラス: 「グローブ・トロッターのアメニティポーチ」と「Hydro Flask ANA HAWAiiボトル&キャップセット」
エコノミーでもハワイを感じられる簡単なものはもらえるようだ。
他にも、一人一つまで、HONUリュックも一つ3300円で購入できる。
380マイルを付与
微々たる量なので、無いよりもあったほうがましという感じですね。(国内線では東京から米子までの片道程度。)
FLYING HONU飛行機風船プレゼント
対象者限定で飛行機風船ももらえる。当日アロハシャツを着ていくか、子供は全員もらえるようだ。機内ではアロハシャツを着ている人があふれかえるのかもしれない。
成田を出て成田に戻るだけのフライトなのにアロハシャツの人で一体というのは滑稽であるが、イベントという感じがして面白そうだ。
ANA旅行券5,000円分
ファーストクラスとビジネスクラスの座席を利用する人は次回以降の旅行で使えるANA旅行券5,000円分がついてくる。
飛行機に乗ると次の旅を考えたくなるので、ありがたい配慮だ。
機内演出
フライト中はハワイ演出や抽選会も開催されるようだ。2時間しかないフライトでドリンクサービスも加えると結構忙しいフライトになりそうだ。
フライト代金
正式にはANAセールスが販売するツアーを言う形態をとるが、ANAのホームページからツアー代金の一覧を拝借する。
これを見ると、重要なポイントはエコノミーはお一人様お断りということ。お一人様はプレミアムエコノミー以上を申し込まないといけない。
となるとエコノミーは夏休みのご家庭向け、プレミアムエコノミー以上はお一人様や夫婦・カップル向けということになる。
席数を見てみるとファースト8席、ビジネス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミー383席となっており、席数の少ないファーストは特に激戦が予想される。
エコノミーは4人家族に換算すると最大95組。すべてが二人組であっても191組までなので、席数は多いが、実際には抽選は激戦になりそうだ。
また、3密を避けるために、あえて満席にしない可能性も考えられるため、搭乗できるのは応募者の本当に極わずかの可能性が高い。
気になる運航
今回は成田は発着である。A380は成田でしか運用していないので、羽田まで輸送する無駄を考えれば、至極当然だ。(A380は後方乱気流の影響もあり、過密な羽田では運航できない。)
成田空港は国際線に特化した空港といっても過言ではなく、国内線のゲートは取って付けたようなものだ。今回は成田から成田なので当然に国内線ゲートを利用することになる。通常A380は成田空港の45番、46番ゲートで、2階へ直接入るボーディングブリッジを利用しているが、今回は使えないだろう。
さらに、ANAの利用する第1ターミナル南ウィングでは国内線でボーディングブリッジを利用できるのは55番、56番、57A番の3つであり、どれもA380対応できていない。
そうなると今回は、バスゲートでバスでA380に搭乗となるのだろうか。そうなると満席で520名の乗客をバスで輸送するのは大変なことになりそうだ。。。(3密だ!!!)
応募は7/27まで
応募は7/27までで、結果は7/30から順次発表される。
プレスリリース→受付開始が7/22ということを考えると、かなりスピーディに行われている。出発の1か月前に発表だとそんなものなのだろうか。
かなりの激戦が予想される中、運試しに挑戦してみてはいかがだろうか。