前回の真夏のオーストラリア旅行の続きです。
シドニーからメルボルンへターミナルの移動
今回の旅の目的地はメルボルン。JALにはメルボルンへの直行便があったものの、プレミアムエコノミーの設定がないため、断念し、シドニー経由とした。FLYONポイントを効率よく貯めるという目的と両立するために、経由という選択をした。
シドニー国際空港では国際線ターミナルと国内線ターミナルは離れている。歩こうとしても滑走路を挟んで反対側なので、とても歩けないので、ターミナル循環バスを利用するのが一番。
少し前までは、このバスは有料($6)であったが、2018年2月から無料になり、便利になった。ターミナル間の移動でバスが有料というのは、さすがにぼったくりのような気がする。。。
因みに10年前にブリズベン国際空港で国内線から国際線に乗り継ぎをした時も連絡バスは有料だった。いつ来るかわからない有料のバスを待つくらいならと、その時はタクシーで移動した。今はターミナル連絡バスは無料のようだ。
国際線ターミナルでのターミナル連絡バス乗り場はここ。到着でも出発でも同じ場所に来るので、往路も復路も利用することがある場合は場所を覚えておくとよい。バスは常に止まっているわけではなく、あるのかないのかわからないダイヤに従って運行している。乗客が一定すると発車するシステムかも。
シドニー国際空港の散策
オーストラリア国内線はジェットスターを利用。オーストラリアの国内線は主に4社(当時)ある。
- カンタス航空
- ジェットスター (カンタス航空の格安航空会社)
- ヴァージン・オーストラリア
- タイガーエア・オーストラリア (ヴァージン・オーストラリアの格安航空会社)
この中で、新型コロナの影響により、ヴァージン・オーストラリアは経営破綻。その子会社のタイガーエア・オーストラリアは消滅した。カンタス航空は6,000人の人員整理を計画しており、どの航空会社も経営が厳しい。
さて、予約当時、価格の比較をしていたが、同じような時間帯において、カンタス航空は異様に高く(10とする)、ヴァージン・オーストラリアはちょっと高い(7くらい)。ジェットスターとタイガーエア・オーストラリアはほぼ同じ価格(5くらい)で普通といった感じだ。因みにジェットスターでシドニーとメルボルンの往復が2.6万円でした。
という中で、国内線ターミナルへ移動し、出発まで2時間暇だったので、国内線ターミナル内を散策。(写真はカンタス航空専用のターミナル1にあるカンタス初号機。)
オーストラリアでは、国内線のターミナルは搭乗客以外の人でも保安検査を通過すれば、だれでも中に入れる。なのでゲートまでお見送りということも可能だ。(知っている限り、ほかに可能なのはニュージーランドくらいかな。) 9.11の前のアメリカも同じであったが、今ではセキュリティーが厳しくなった。保安検査前に搭乗券の確認がないのは助かる。
ジェットスターに搭乗
本日のジェットスターのフライトは満席。シドニーとメルボルンの2大都市を結ぶフライトは人気のようだ。
シドニーとメルボルンの間のフライトは1時間35分。正味1時間のフライトなので、東京広島間の位の距離だ。日本なら新幹線も選択肢に入るかもしれないが、オーストラリアには高速鉄道はなく、飛行機が短期旅行でのベストの選択肢だ。
シドニー国際空港ではカンタス航空のA380が止まっているのが見えた。(背景に見えるRYDGESは国際線ターミナル直結のホテル。)
オーストラリアの大地を飛び、メルボルンへ。この時はちょうど乾燥によりオーストラリア全土で見舞われた山火事が少し鎮静化したタイミング。緑の大地を飛んでいく。
メルボルン国際空港にもカンタスのA380が駐機していた。エミレーツ航空もA380でメルボルンまで飛んできているようだ。
スカイバスで市内へ
メルボルン国際空港から市内へはスカイバスでの移動が便利。片道約1,500円で移動でき、往復なら、事前にwebでチケットを購入すると、さらに安くなり、片道1,300円程度に。
スカイバスはメルボルン国際空港から、市内と郊外への空港アクセスバス。メルボルン以外にもニュージーランドのオークランドでも走っている。
スカイバスでは社内でwifiもできるが、あまり期待するものではない。今回の旅ではSIMカードを購入して、通信を行ったため、無料のwifiは利用しなかった。
スカイバスの乗り場は下図の通り。国際線でターミナル2に到着した場合は、ターミナル3側の乗り場のほうに行くといい。というのもターミナル4から順番に乗せていくので、少しでも席が残っているほうがありがたいからね。
バスは町の中心にある、サザンクロス駅に到着する。ここから徒歩圏内のホテルを予約しておくと便利だ。
心地よい、メルボルンの夏
メルボルンの夏は30度まで上がるか上がらないかの気候。夏といえども暑すぎず、快適に過ごせる。町中を歩き回っても、少し汗をかくくらいで、日本の夏のように、滝のように汗が流れるということがない。
まず初日にはメルボルンの市内を東側から順に歩いてみましたよ。
旧大蔵省ビルはメルボルンが臨時首都であった頃の大蔵省の庁舎だ。因みにこの右にはトレジャリーガーデンズ(大蔵省庭園)が広がり、後ろには近代的な州政府の事務所が立ち並ぶ。
トレジャリーガーデンズの後ろには続くように、フィツロイガーデンズがある。土曜の昼下がり、沢山の人で賑わっていました。結婚式の前撮りのようなカップルもいましたよ。
少し北へ歩くと、メルボルンを代表する教会の一つであるセントパトリックス大聖堂がある。教会はネオゴシック様式で高い尖塔がたっている。
ちょうどこの日はフィリピン人(?)のカップルが結婚式を挙げていたようで、式が終わるまでしばし周辺を散策。新郎新婦が出るか出ないかくらいのタイミングになったら、教会の管理人が観光客を裏口に案内して、中に入らせてもらえました。式は終わったが、まだ招待客がいなくなっていない中で入れるとはちょっとびっくり。
内部は美しいステンドグラスから火が入るようになっており、後ろのほうにあるステンドグラスはキリストのたんんじょうから復活までが描かれている。十字架にキリストがいることからもわかるように、カトリックの教会ですね。
パイプオルガンもあり、きっと式中は演奏されたのだろう(^^♪
次に向かったのはビクトリア州立図書館。ここの図書館は八角形の学習室が世界の美しい図書館に選ばれている。1階は地元の人が学習するため、2階以上は観光客向けという感じがして、結構観光客も多かった。4階のテラスからの眺めは最高である。
謎なのは見学用のテラスのわきにある本棚へのアクセス方法。1周しても展示パネルなどでドアへアクセスできなかったので、あの本へはたどり着けないのかもしれない。。。
メルボルンでは市内中心部は無料トラムが利用できる。観光地はほとんど無料トラムの範囲内にあるので、気軽にトラムに乗って下りればそれでいい。mykiカード(メルボルンのSuica)を発行しなくていいのは助かる。
注意しないといけないのは今無料の範囲にいるかどうか。車窓と放送をしっかり聞いていないといけない。
こんな感じでレトロなトラムも走っていますよ!!
メインのフリンダースストリート駅は明日にお預けということで。次回は翌日の散策の様子です。